愛の技術

夕食、川越のラーメン屋にて食事中、携帯が鳴る。お客さんからだ、「あの・・今日占いやってますか?」、「ありがとうございます、ええやってますよ。夜7時からの営業になりますけど」、「これから伺ってもいいですか?」、「お車でお越しですか?」、「はい」、「お気をつけてどうぞ」。

食事を味わえることなく、さっさっとすまし事務所に向かう。

すでにお客さんは駐車場に待機してた。

相談は恋愛。聞くところによると、キャバクラの店長に紹介されたとのこと。そういえば、路上で占いやってるとき、キャバ嬢やホステス・ホストと夜の人たちを鑑定したことがあるな・・と思い出す。

相談の中身は、失恋間際の相談だった。

状況をみると、あまりよくない。愛情は強いもの感じるが、ストレスからくる悩みのオンパレード。このままだと、失恋間違いなし。しかも、ショックが大きくトラウマ的要素も含んでいる。

そのような、鑑定すると。彼女も十分に分かっていた。しかし、その鑑定は彼女が望んだ鑑定ではなかった。ここへ来る前、女友達・男友達や見識のある大人も含めて、いろいろな人と相談してきたようだ。結果うまくいかないから、「あんな男別れたほうが、○○のためだよ」と、みんなにサンザン言われてきたらしい。

「今日私がここに来たのは、ここの占いはどうすれば良くなるのか教えてくれるから、と前務めたいたお店の店長に教わって来たのです」。なるほど、うれしいことをいう店長だな・と感謝する。

どうやら、その店長にも相談したらしい。キャバクラの店長は女の子の管理、相談から男性のお客さんの勧誘と仕事上男女の心理を把握してないとなかなか勤まるもんではない。そんな人から紹介されるとは
うれしい限りである。その店長も、一度鑑定したことがあるが、若いのに将来有望だと記憶している。

相談に戻る

本人は「どうしても分かれるのイヤだという」なかなか、気性の強い子である。しかし、強い分その反動が不安となってはねかえってくる子でもある。

ただ、感心したのは今の苦しい現状を逃げないで、何とかしたいという気持ちがビンビンに伝わってくる。それを感じた私は「これは何とかなる」と確信した。話を聞いた限りでは、最悪のケースだが、彼女が何としても頑張りたいという気持ちは心を打つものがあった。逆にこちらが勇気をもらったくらい。

そうなると、おもしろい。話がどんどんとやる気が出る方向に向かう。彼女も乗ってくる。しまいには大笑いする、こっちも大笑い、「ホント男って単純でバカな動物」などと男を蹴落としてる。自分も男なんだけど、人のことだからとついつい調子に乗る。

具体的なアドバイスをここの文章に書くと、10ページくらい必要なので、省略です。

とにかく、何だかんだで3時間。

来たときと帰るときでは、顔がぜんぜん別人になっていた。(満足顔であった)

話は、ここで終わり。

その後彼女はどうなった?・

まだまだ、物語が続くのがここの面白いところで、その後彼女は毎日のように相談に来られた。

続きは長い、またの機会にでも。

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