運命の赤い糸

運命の赤い糸。それは手相上にちゃんとある。

 相談者の女性は20歳、相手の男性も20歳、まだまだ若い。
今出会ってる男性は実は運命の相手ではない。恋愛線の愛情は線としていい感じで伸びてきているが、赤い糸と呼ぶには、まだまだ未完成である。

 赤い糸とはパーフェクトの線である。例えば、婚約してる女性で、年は24歳。もうすぐ幸せな結婚式を控えている人の手相をみてると、1、愛情線がきれいに感情線とつながっている。線は身内の領域を示す内側に奥深く伸びている。2、運命線上にハッピーな結婚マーク(チェク)がある。3、結婚線は濃く真っ直ぐやや上向きに伸びている。線の位置も24歳での結婚は幸せを約束してる。この三つが私流の運命の赤い糸である。

 彼女にはそれがないのである。いくら好きでも、もし結婚したら決して幸せにはなれないだろう。ただ、これは現時点の推測で、今後の努力によって手相は変わるのである。良くなることもあるし、悪くなることも当然ありうる。

 それと、実は彼女にはもうひとつ強い愛情線があった。1年後に今の彼より強い愛情線である。

 そのことを彼女に告げた「大丈夫、君には今の彼より、もっと強い愛情をもった人が1年後にいるから、たとえこの恋愛が失敗に終わっても、これからいくらでも恋愛できるから心配ないよ」

 「え〜その人はどんな人。いい男、私の知ってる人?」「それは分からないけど、今の彼より愛情は強いね」というと彼女は少し余裕がでてきたらしく、がぜん今の彼との確執にやる気を出してきた。

 1年後の強い愛情線・・実はそれが大きな波乱の幕開けだった。・・・

 私はこのまま彼女が努力していけば、二人は1年後に強い愛情で結ばれると思っていた。

 どういう形であれ、とにかく1年後には愛情が強くなるのである。それが今付き合ってる彼なのか、または別の男性か、それとも他の愛情か。その線があるということは、それは近くに来ているのである。

 次回へ。    

彼を誘うメール

「見返してやりたい」彼女の言動にかられて行動を起こした。

 また、メールを作ったのである。彼を呼び込むためのメールである。

 ポイントは、単純である。女の子らしく演技するのだ。

 「そうだな、メルヘンチックに少女マンガの世界の感じがいいな。絵文字をいっぱい使おう」

 「え〜そんなんのでいいの?」「彼は九柴火星のB型、ロマンチックな部分と母性愛を求めている」

 「女の優しさを求めているんだよ。そして、自分が無茶やっても許してくれる母のような女性を求めている」、「それじゃ、マザコンではないの?」、「彼は少しマザコンさ!」「やっぱマザコンだ〜〜」

 「彼が君に接してる感じをみてとると、だだこねてる子供に見えないか?」・・「確かに・・」
 
 「一応男だから、男としてのプライドはある。女に負けたくないというプライドである。九柴火星は人に負けたくないのだ、しかし、彼は口ケンカでいつも君に負けている。男としてのプライドはメチャメチャに砕けてしまったのだ。そうなるとどうなる?そう、すねるのさ子供みたいに。そしてわざと意地悪な行動にでる。仕返しを考えるのさ、おまえとはやっていけないと」

「なるほどバカだね、アイツ」「それでも好きかい」・・・「マザコンの部分がなければ」・・

 「だから、君が頭を使って彼をリードするのさ、母のように女らしく。君はそれをやるのがイヤかもしれないだろう。でもある部分では君はそれを望んでる。君の母性愛さ、またそれをやることで、彼に自信がついてくる。そうなるとこの恋愛に彼自信、責任をとろうとする方向へ考えていくだろう。男はどんな男であれ男としての尊厳をもっている。そこをくすぐるのさ。マザコンの部分は君がうまくリードすることで彼は母親から自立できる。それも男の尊厳の部分である。男は親から自立して自分の城を構えたいもんだよ。そして自分の家庭を築きたいと思っている。その伴侶が君さ」

 「そうなるかな?」「なるさ、君は頭いいし、それをやる能力はある」

彼女は納得してメールを作った。まるで星の王子様へ送るような、メルヘンチックに可愛いらしく。おもわずその内容をみて、二人でフキだしてしまったが。(大爆笑)。

その数分後には彼から返信があった。

 つられてきたのである。また(大笑)単純だけど、可愛い男である。