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スケジュール

 私の一日は、長い一日を過ごしています。一日が長いので万年睡眠不足です。

 スケジュールはこんな具合です。
 朝7時起床。9時〜18時までサラリーマン(仕事は営業件部長職)小さな会社なのでこき使われる。
昼間の仕事の業界では30年以上のキャリアがあるので、仕事は定時に上がるようにさせていただいている。もちろん、社長はじめ、部下のみなさんも理解と協力をしていただいてます。昼間の仕事で、お客さんとの商談で遅くなりそうになると、沖川さん、占い・・時間大丈夫ですか?と逆に気を使わせてしまっている。感謝である。こうしてサラリーマンの勤務が終わると夜7時から11時まで占い館をオープンします。占いをやらせていただくのに、こんな環境の良い会社は他にないと感謝してます。

 実は、私、リストラ経験者です。前の会社で解雇されました。原因は占いです。当事も昼間はサラリーマン、夜占い師という稼業を続けていました。その当事は昼間の仕事が不況の波にかかり、めちゃめちゃ仕事は忙しかった。それから、夜夜中まで、占い稼業やるもんですから当然体調は悪くします。心身ともにボロボロになり、仕事の成績は下がる一方、経営者にとっていらない存在になったわけです。

 占いなんか辞めて、昼間の仕事一本に頑張れば、その会社に残れてある程度の地位になれたと思います。しかし、辞めようとは思わなかった。何故かというと、私を頼りにしてくださっているお客さんがいたからです。わずかなお客さんですけど、一人一人深刻な悩みをかかえてます。それをほっとくわけにはいかなかったのです。しかし、占いだけでは生活できない。当然悩みました。家のローンもあり、家族をどうやって食べさしていくか真剣に悩みました。家内は、占いなんてバカなことやってるから、こうなるのよ!とさんざんののしられました。苦しい時期でした。

 すてる神あれば、拾う神あり、私が昼間遊んでるという情報をかきつけた、前の上司が遊んでいるなら私の仕事を手伝ってほしいときたのです。その上司は3年前に会社を退職して、起業を起こした方でした。今の会社の社長です。「占いはやっていいから、昼間だけ手伝ってくれ」という誘いに私は喜んでお手伝いさせていただくことになりました。給料は下がりましたが、占いを続けられるのが一番の救いでした。こうして、占いをやり始めて5年、どちらかというと苦しい5年でした。5年間、私は遊びというものほとんどしていません。旅行はもちろん、一日潰して余暇を楽しんだことがない5年間でした。年中無休で占いをやっていたものですから。よっぽどの変人です。でも、やっとみつけた自分の夢。楽しいです。このまま資金が続くまで占いを続けることでしょう。できれば一生。たまに休みを取りながら・・・

こうなったらやるしかない!

 現在の彼女の不運な状況を好転させる。

 占いの検知からいけば、彼とはうまくいきません。残念だけど、赤ちゃんはあきらめなさい。・・である。

 ただ、私のところへ来てる、お客さんはみんなそれを望んでない。沖川さんのとこへ行けば、うまくいく方法を教えてくれる、との評判で来てる。彼女もそうである。

 「奇跡を起こしましょうか」☆☆「え!」

 彼女は一瞬、びっくりと戸惑いをみせた。そして期待感の顔に変わった。

 「それは、占いの奇術や魔法の杖でやるのではありません。うまくいくためには、占いだけではダメなんです。これから先は、私の人生経験の正攻法でやります。それでもいいですか?」 

 「はい、お願いします」と彼女に異存はない。私を信じてるのである。

 「占いの運勢では、あなたは今、最悪のパターンです。きっとあなた自身、私は男運が悪いと思っているでしょう。しかし、それは運勢ではなく、あなた自身に技術がなかったからです。」

 「技術?」

 「そうです、人を愛する技術、男を見極める技術、男とうまくやっていく技術です。その技術が未熟だから、失敗を繰り返すのです」男と女の基本的なことを彼女に教える。長いので、ここでは省略。

 私と彼女は、具体的な未来図をつくる作業にかかった。

 1、彼がもらってる、給料で生計が立てられるか(もちろん、贅沢はしない)ギリギリでどこまでやれるか、出産費用はどうするか、親の援助は頼めるのか、親との同居は、赤ちゃんが出産し、彼女が働きに出る時期はいつごろがいいか、国の公的資金は活用できるのか、市町村や自治体の補助は、考えられるありとあらゆるプランを練る。ほとんどが数字の計算である。数字とはおもしろいもんで、計算はマジックに変わる。そうするとやれるという確信がでてくる。苦しい貧乏生活もせいぜい、1年くらいである。そのくらいは我慢できると彼女は言った。

 2、彼が、結婚を拒んだ場合も検討した。責任逃れの卑怯な男がいなくても、彼女が自立できるプランである。慰謝料や養育費、これは難しいけど、相手の親に出させることも視野にいれる。ああいう男に育てたのは、はっきりいって親が悪い。それから、現実的な母子手当て、市町村や県の母子寮を検討する。

 やってみると、どちらのプランも何とかやっていけると出た。何故?こんな面倒なこと計算したかというと、不安を取り除くためだ。こういう状態の子は朝から晩まで不安なことばかり考える。考えれば、考えるほど、「どうしょう」と落ち込むのである。

 建設的にやれると判断ができたら、不安は取り除かれるし、それが自信につながる。その自信が今後の彼とのバトルに有利に働く、ここまできたら、方法はひとつ、彼に打ち勝つのである。

 そしてこれが、彼が逃げようとしても、逃げさせない方法となる!

子宮筋腫について語ろう